知らないと恥ずかしい!?靴の脱ぎ方・揃え方

「せんせ~い!あのなぁ~ このあいだほめられたよ~」

ある日のレッスンで、嬉しい報告がありました。

 

「このあいだな、〇〇ちゃんの家に遊びに行ったときな、

 先生に教えてもらった靴の脱ぎ方したら、

 〇〇ちゃんのおばちゃんにほめられてな、

 〇〇ちゃんのおばちゃんが お母さんにも言ったけん、

 お母さんにもほめられたんよ~!!」

 

ほうほう、それはよかった!(*´∇`*)

 

当教室では、靴の脱ぎ履き、挨拶、座った椅子はテーブルにしまう、開けたドアはちゃんと閉める…といったことも声がけしています。ピアノレッスンには直接関係のないことのようですが、やはり礼儀作法を知っている子は、ステージでの所作や楽器へ向かう時にも品が出てきて、美しい演奏が出来ます。

 

何よりも、音楽云々の前に、一人の人間としてこうしたことが出来る人になるって素敵なことだと思うのです。そもそも、これは当たり前のことですしね。

 

私は両親から「勉強しなさい」と叱られたことはないのですが、躾には大変厳しい家庭で育てられました。「そんなことをしたら、次の人がどんな気持ちがする?」「次の人が気持ちよく出来るように」というのが両親の口癖でした。マナーとは、次に続く人への思いやりなんですね。

 

自分が今したことが、次はどうなっていくか?

それを逆算して、今すべきことを判断し、行動する。

 

このような思考が出来るということは、思いやりのほかにも、想像力、思考力等を総合的に養えるのだと思います。

 

子どもの頃は両親の口うるささが窮屈で仕方なかったのですが、学生になった頃から社会に出たあたりで、目上の方に「最近の若い子にしては珍しく礼儀正しい」といって可愛がっていただき、いろいろな場へ連れて行ってもらえたり、なかなか会えないような人に紹介してもらえたり、たくさんのチャンスを頂きました。その時に初めて、細やかに躾けてもらえたことに感謝したものです。(チャンスを得るためにする行為は本末転倒ですので…念のため^^;)

ところで、玄関で靴を脱いで揃える作法って、ご存知でしょうか?

 

 

 

一番多いのが、後ろ向きにズズズーッとそのまま上がり框へ上がって、靴をドア向きへ揃える上がり方。

 

靴をちゃんと揃えて上がるので、一見正解のようなのですが、コレ、本当はNGだって知っていました?

 

※但し、大勢の人たちの靴がズラズラと並んでいるような場ではこの脱ぎ方でも大丈夫だそうです。

次に多いのが、土間に靴下のままになって靴を揃えてから上がるやり方。

教室へやってくる子たちで一番多いのがコレです。

 

「そうやって脱ぐと、靴下の裏はどうなってると思う?」

「砂とか泥が付いてる」

「そのままお家に上がるとどうなる?」

「床がザラザラして汚れる!」

「そう。だからダメだよね~」

 

という会話をして、この脱ぎ方はNGなんだよって伝えています。

では、正解は・・・

 

 

 

 

一旦、お部屋方向(ドアに背を向けた方向)へ向いて靴を脱いで、そのまま上がります。

 

 

で、上がり框のところでくるっと向き直し、屈みながら靴を揃えます。

 

初めてうちの教室へ来たときに、この脱ぎ方を知らない子には、一緒に脱ぎ方からお伝えしています。

一度覚えれば一生モノの財産となります。

 

 

本来、こうしたことは習い事をさせる以前にすべき、ご家庭で教えておくことです。「あそこの教室は、礼儀作法も教えてくれるよ」という噂が立ったこともあるのですが、マナーは本来、ピアノの先生に教えてもらうことでは ありません。(言うたったー!笑)

 

でも最近は、大人でさえこうしたことをご存知ないまま親になっている風潮です。悪気があって非礼なことをしているわけではないのだから、親だから/先生だから…というこだわりは捨てて、知っている人が知らない人に普通に教えてあげればいいんだよね…と思うようになりました。

 

「うわー、ウルサイ先生!」って言われちゃうでしょうか(汗)

ハイ、Lippia Music Room の先生はウルサイ先生です。

でも「先生の教室の発表会、生徒さんも客席のご家族の方も、マナーが素晴らしいですね~!」って褒めていただいてます。うちの生徒達はどこへ出しても恥ずかしくないぞ!って誇りに思っています(^^♪