おはじきを使ったレッスン

わぁ~ 随分と更新が途絶えてしまってごめんなさい(汗)

新年もとっくに明け、普段どおりのレッスンの毎日です。

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さて、久しぶりのBlog。今日はおはじきを使った

レッスンの様子を、長くなりますがご紹介します。

導入期の幼児はときに、30分間、ずっと大人しく

椅子に座ってはいられない場合もあります。

そんなときは遊びの要素を多めに入れて、

おはじきをしています。

 

まず、左の写真のようにおはじきを弾くだけでも、

指の第一関節の強化が図れるんです。

第一関節がへこんでしまうのは、鍵盤楽器の演奏には致命傷…

毎日の地道な鍛錬でしか、身につけることができないんです。

小さな頃から、こんなふうに遊びの中で養えるとGood!

 

さっそく、ご家庭でもおはじきを購入された

お母さんがいらして、これまた素晴らしい!

 

 

おはじきでは、こんなことも出来るんです。→

横一列にズラリと並べたあと、

4つ組に分けたり、3つ組に分けたりします。

 

まず、↓の横に並んでいる●をご覧ください。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

 

一見、ただの●の羅列にしか過ぎません。

でもピアノの楽譜は、この●を下のように区切りながら

視界が捉えている必要があります。

●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ←4/4拍子の場合

●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ←3/4拍子の場合

 

中には、このように区切って見ることが苦手な子が

いるんです。●を1つずつ順番に目で追うことが出来ず、

とばして見たり、重複したりします。

 

 


これは、脳と視力の関係が未発達な場合や、集中力が育っていない場合に多く見られるケース。

幼児が絵本を読むとき、文字を指差しながら読むのは、自分が今どこの文字を

見ているのかわからなくなるので、指差しガイドをしながら読んでいるんですね。

 

レッスンでも必ず、課題にしている曲を手拍子でリズムを打つ宿題を作っています。

これを怠ると、後々自分でリズムを正確に読み取ることができなくなるので、

いい加減な手拍子をしていた場合には、かなり時間をかけて指導しています。

 

学年の大きい子でも、リズムが曖昧になっているときには、弾くのをやめてもらい、

手拍子でリズム確認をさせています。

(高学年でもこの手拍子が出来ず、自分がどこを叩いているのか、迷子になる子がいます… )

 

集中しているかどうかは、子どもの眼球の動きでわかります。

なので私は、子どもの目の動きを特によーく観察しながら、指導する内容を決めています。

 

耳のいい子は、先にメロディーを覚えてしまうので、この音符の玉を1つずつ

目で追うことなく、弾いてしまうんですね。

なので、結構テキストが進んでいるのに突然弾けなくなったら、

楽譜をちゃんと“読んでいる”のか、ただ“見つめていただけ”なのか、確かめてみてください。

 

ちなみに、お気づきの方がいらっしゃるかも知れませんが、

こうした訓練は、算数の感覚を磨くことにもつながっているんですよ。

おはじき4つ組と4つ組を足すと8個、それが4段になると、おはじきは全部で32個。

それがやがて、4の倍数・約数、3の倍数・約数…といった、

小学生の算数で一番つまづきやすいといわれる分野への導入になっているんです。

 

おはじき、あなどれません!^^